ありとあらゆる行為

タケトに依存していた私はもともとなんでものめり込んでしまう性格が災いし、快楽を追求してありとあらゆる行為をした。タケトはそれを受け入れてくれたし、喜んでくれた。

様々な大人のおもちゃを買って試したり、目隠しをしたり、紐で縛られたり。女としての性に否定的だった私はそれが許されたことで救われたような気がしていたのだ。

毎日女性として褒め言葉をくれた。可愛いよ。nanaちゃん以上の女性はいないよ。綺麗な躰だよ。最高に気持ちがいいよ。

どの言葉も不器用な旦那氏からは言われたことのない言葉だった。

電話を毎日し、LINEを数え切れないほどした。タケトにはその時間があったし時間を割くことを厭わない人だった。

私はちょうど仕事に復職するタイミングで支えが必要だった。需要と供給がマッチしたのだろう。

不安感を承認欲求をタケトで満たした。

家を出る言い訳も上手になった。多少、家庭のことを疎かにしても構わないとさて思っていた。

でもそれは“ 好き”とは少し違った。

その事に気がつくのに随分と時間がかかった。

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