私の人生の大半は下らないことの繰り返しで、それをたくさん笑って生きてきた。
想いが叶ったことよりも、振られたことが断然多いし、振られる度に泣きつくのは女友達だった。
彼女とは中学生時代からの同級生。もう30年も一緒にいて、私が何者でもないときから知っている人。
好きな男性のタイプが全く違うのでずっと仲良くやってきた。これって友達でいる上で大事なことだったりする。
その親友を私は一年前の明日失うことになる。
自死だった。
だから一度でも時間が戻れるなら一年前の今日に私は戻りたい。
振られて泣くことは辛いけど、それを笑って下らないことにしてくれる親友の存在があればいくら振られても平気だから。
この一年、私はたくさん泣いて腫れ物みたいに扱われて、少しだけ笑う回数が減った。
でもみっともなくても、また下らないことを繰り返して生きていく。
生きているだけでめちゃくちゃカッコイイと思うから。