二時間→一万円

二人で過ごすのにやけに広い部屋で所謂前戯だけをした

タケトは私の躰を見て、触れてそれこそバカみたいに褒めてくれた。どこもおかしくない気持ちよくなれる躰だと。たくさんたくさん気持ちよくなれる躰だと。

約束通りひとつにはならなかった。そこまでしてひとつになろうとしなかったのは、まだ私の警戒心が強く働いていて、いざと言う時に抑制できる人か知りたかったからだった。

土曜の夜のラブホテルは混んでいて、二時間で出るように促された。タケトが私の躰を褒めちぎってボケっとしていたら三分ほど退室が遅れた。

二時間五千円だったのに、三分オーバーのせいで二時間一万円をタケトが支払う羽目になっていて笑った。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です