冬の人#Ⅶ

しばらく何気ないやり取りをして日が過ぎていった。新年があけて今年もよろしくと挨拶をしあった

彼の仕事始めは1月4日だと知っていた。金曜日だった。私は日曜日まで休みだったので、てっきり土日に会えると思っていた

けど、何気ないメッセージのやり取りの空気が重くなっていたのが分かっていたから切り出せなかった

日曜日の夜にいよいよ我慢が出来なくなって

「戻ってきたらすぐ会えると思ってた」

とメッセージを入れた

月曜日の仕事始まりの日の昼前に返事が来た

『 昨夜は遅かったので、すいません。

仕事は不規則だし、集中してやらなければいけない職種です。電話できるタイミングもあれば、できない日もあります。言葉だけ並べても理解できないかもしれません。

そこが難しいようであれば、今後もnanaさんのことを不安にさせ続けると思います。

それと年末から感じていたことがあります。この前、亡くなったお子さんの話を聞いて、子を持つ親として、とても思うところがありました。子供を失った気持ちは僕なんかでは想像できません。

とてもとても深い悲しみがあったと思います。その悲しみを埋める作業を僕なんかが埋めることはできないし、その役割を担うことはとてもとても重いものです。いま僕の中で「罪悪感」が生まれているのが正直な気持ちです。

nanaさんがメンタルが不安定になっているように、年末から僕もその思いが深く心にのしかかってます。少し時間をもらえませんか?
わがままかもしれませんが、宜しくお願いします。』

たぶん人生でもらったメッセージで一番最悪なものだったと思う

ご理解頂きたい

私は彼を責め、晒すためにこのブログを書いている訳では無いことを

書くことで誰にも言えない深い悲しみから抜け出したいだけなことを

その証拠に書くだけで涙が溢れる

私はこのブログを書くのに随分と時間がかかってしまった

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