冬の人#Ⅷ

私は何度も冬の人からのメッセージを読み返した。色んな意味にとれるメッセージで悩んだ。読み返して待つことにした

好きだったのだ

春になって二人でしたいことを約束した

まだ映画も一緒に観ていない

焼き鳥のお返しもご馳走してもらっていない

花見もしたかった

(マッチングアプリを解除という形で)

離した手をもう離さないと言われた

どれもこれも取りに足らない理由だったけど、諦めきれないほど冬の人との時間が好きだった

彼の言葉が好きだった

彼と過ごす未来を諦めたくなかった

もうマッチングアプリなんてしたくなかった

あのメッセージは月曜日に届いた

だから私は月曜日が来る度に何度目の月曜日か数えるようになった

あれで最期なはずなんてない

そんな人じゃない

何より私は冬の人の気持ちを優先して待てる女だと証明したかった。待つのはとても苦手だった。けど好きだから待つ。じっと待つ・・・

嗚呼、苦しいな

何も出来ないというのは苦しいな

私の心はとても苦しんでいた

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