悲劇のヒロインの主張

おじさんとのやり取りは泥仕合と化していた。固執した私はおじさんと話した少しの情報からおじさんの正体をもう知っていた。

「26歳の女の子と2回目でホテルに行った」「他にもやり取りしている子が何人かいる」

年齢をあえて言ったのは私への嫌味だろう。2回目でホテルに行ったのは愛ではなくデポジットがあったからだろう。パパ活サイトなのだ。

“ 当たり前”

でも信じたくなかった。愛のあるセックスがしたいと言ったじゃない!おじさんはそんな人じゃない。

おじさんは私に言った。「クマのぬいぐるみとのオナニーに自分を巻き込まないでくれ」

私の主張はこうだ。「デポジットの伴うセックスならぬいぐるみとのオナニーの方がずっと健康的だ」

最後の切り札を出した。おじさんの正体を知ってるのよ。社会的に許されないことよ。

おじさんには脅しに聞こえたのだろう。コンプライアンスに違反なんてしていない。僕から楽しみを奪わないでくれ。

私は気がついた。お金も沢山あって地位も名誉もあって、女性の社会進出や福利厚生を語ってるのに、貴方の楽しみはパパ活なの?可哀想ね。心の底から哀れだと思った。若い頃にがむしゃらに働くと大事なものを忘れちゃうの?

パパ活みたいなスリルが楽しいの?

娘みたいな年齢の女性を抱くのが快感なの?

目が覚めたよ。悲しい目の覚め方だった。これまでで一番虚しい好きだった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です