Tinder#冬の人-②

二週間ほど前、私達は言葉を紡いでいた。お互いに“もし会ったら”の想定の話を少しするようになった

冬の人がいつもの通り、私に質問をした

『食欲、睡眠欲、知識欲、性欲、独占欲に順位をつけるとしたら?』

私は

「1位は同率で食欲と睡眠欲。健康に直結するから。2位は知識欲。で、今週のスポットライトで性欲。独占欲は圏外かな。」

と答えた。冬の人は

『1位が知識欲、2位が同率で食欲、睡眠欲、性欲。独占欲は苦しいから無欲になりたい』

と返事が来た。私はこの質問をとても不健康に捉えてしまった

「独占したかった人がいたのね、それが伝わって寂しい」

私はそう返した

『そんな思いさせてごめん』

「大丈夫、慣れてるから」

金曜日の深夜のメッセージのやりとりはここで終わった

翌日、寝坊助をしてアプリを開くと彼の名前が無くなっていた。どんなに探してもなかった

LINEでいうブロックと同じ行為。マッチングを解除されていたのだ

それは彼を傷つけてしまった代償だった

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