Tinder#2

独身男性の方が自分に合わせて自由な時間が作れると思い込んでいたが、既婚者の生活状況、付き合うスタンス、会話のスムーズさを考えた時に、私は既婚者も視野に入れることにした

そもそもマッチングアプリなので、相当振るいにかけないとリスクがある

映し出される数枚の写真には自分の子供も堂々と開示している人もいて、私は一体ここで真の探し求める人に出会えるのか訳が分からなくなっていた

ジョンの次に目をつけたのは他県出身で、私の暮らす県に単身赴任をしている36歳の男性だった

単純に顔が好みだったのと、銀行マンの時の二の舞で家族にバレてお別れという可能性が低いと踏んでいた

1ヶ月半ほどのやり取りの後に、居酒屋で食事をするとこにした

彼は写真と変わりなくイケメンと言われる分類の人で、明るく屈託のない人だった

お酒を飲んで、打ち解けた頃に過去の恋愛話になった

彼は過去にも不倫をしたことがあり、その時に奥さんにバレてしまった話を面白いおかしく話してくれた

私は笑って聞いたが、これがダメだった

いつか私がこの笑って話される人になるのだと不快だった

明るく屈託のなさが彼の欠点

単純に私とは合わないというインスピレーション

誰かが言っていた。運命の人だというビビビっという直感はよく外れる。けれど、違和感は外れることはない

私自身も「この人と結ばれるかも」と思って結ばれなかったことは多々あったけれど、「この人と合わないけど寂しいから一緒にいよ」って時は痛い目にあった

ほんの少しの違和感を信じた

帰り道、向こうは甘いムードに持ち込んできた。単身赴任の家に誘われた

ベンチに座って手を握られて甘々なムードで追い込みをかけられた

途中「歯にネギがついてるで」と指摘された

居酒屋のトイレが暗くて気が付かなかった。歯に青ネギが挟まった状態で口説かれた女がこの世にいるだろうか?

私は終始曖昧な態度を繰り返しつつ、彼のプライドをその場は守って家路に向かった

彼からはその後当たり障りのないメッセージがきて、それに当たり障りのない返事をして終わった

あと何度この繰り返しをすれば良いのだろうか?疲労感しかなかった

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